マイクロパイプ
マイクロパイプ/超高精度微細管とは?
その名の通り、非常に高精度で、小さい金属のパイプです。
外径/内径/肉厚(板厚) など、小さい部分は様々ですが、切削加工や引き抜き加工では実現できないサイズ、精度を実現した驚きの技術です。
また、小さいだけではなく、肉厚(板厚)の厚さをコントロールできることが、ナンシンのマイクロパイプの特徴です。
一般的なパイプ(イメージ)
自動車部品や、配管、水道管など様々な分野で使われる「パイプ」
Φ10~Φ300程度のパイプが一般的なパイプのイメージ。
ナンシンのマイクロパイプ
髪の毛の太さは約Φ0.08㎜(80μ)、ナンシンでは髪の毛よりも細いΦ0.04㎜(40μ)のマイクロパイプの製造が可能です。
ナンシンのマイクロパイプはこんなところに使われています。
たとえば、医療機器
医療現場で使用される、とある医療機器。メーカー様と技術開発、研究開発を重ね、ナンシンのマイクロパイプが採用されました。ナンシンのとても細くて小さなパイプが、誰かの命を救っているかもしれません。
たとえば、スマートフォンやタブレット
半導体を用いて製造されるスマートフォンやタブレットの生産ラインに使用される検査用治具。±0.001㎜の精度を維持するために、検査する機器はそれ以上に高精度でなくてはなりません。そんな検査治具にナンシンのマイクロパイプは使われています。
マイクロパイプ(超高精度微細管)製造技術
「電気鋳造」によるマイクロパイプ製造
電鋳技術とは?
電気鋳造(電鋳)とは、電気めっき技術の一種です。ナンシンでは独自設計のめっき槽で、電気分解した金属イオンを芯材に転写し、コーティングを行います。(多層の場合は複数のめっき液に繰り返し投入し)指定の寸法に切断し、芯材を抜いてパイプをつくります。
切削加工や引き抜き材では実現できない、微細、精密なパイプ製造を可能にしました。
また、この技術を用いて電気鋳造モールド(金型)や、放電加工用銅電極なども製造可能です。
ナンシンはマイクロパイプ(超高精度微細管)製造のニッチトップ企業を目指し、日々技術開発に取り組んでいます。
お客様のニーズに合わせて、世の中にないマイクロパイプを開発、製造します。
独自の電気鋳造ラインで、
最小パイプ径Φ0.04mm(40μ)、肉厚0.005mm(5μ)、±0.0004mm(±0.4μ)
の加工精度を実現します。※条件による
製品スペック
・最小径φ0.04mm(40μ)
・最薄肉厚0.005mm(5μ)
・精度±0.0004mm(±0.4μ)
製品事例
・多穴・異形穴フェルール
・テーパーパイプ
・電気鋳造モールド
・放電加工用銅電極 など
品質体制
・全数検査
・デジタル検査機器各種
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マイクロチューブ
製品概要 | 内面に金メッキを必要な厚さを設けて、電気伝導度・摺動性を確保しています。 |
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特徴 |
・バリ・カエリ・変形を抑えた特殊カット方法 ・内面の金メッキ厚さ最大10μmまで対応 ・硬度調整でクラックの発生を抑制 ・薄肉で内径を最大確保 |
用途 |
・半導体検査用コンタクトプローブ ・メディカル系・ディスペンサーなどの各種ノズル ・光通信分野(微細コネクタ) |
標準品 | IDΦ0.2~0.3×ODΦ0.23~0.4×L3~10 mm |
基本仕様
材質 | Ni(純ニッケル99.99%以上)、Cu(銅99.9%以上) |
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硬度 | Ni→Hv440±30、Cu→Hv220±20 |
外径精度 | Φ0.05~Φ3.30 ±0.003 |
内径精度 | Φ0.04~Φ3.20 ±0.003 |
肉厚 | t0.007~t0.040 |
全長精度 | L=0.5~15 ±0.02 |
内径金メッキ硬度 | 1~5μm(Au:Co=99.7%:0.3%)、Hv150±20 |
電鋳モールド金型
製品概要 | 電鋳加工によって、複雑な形状を正確に転写するモールド金型 |
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特徴 |
・自在なテーパー形状 ・R加工・C面加工 ・Φ0.5mm~ |